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とある夢女の雑記ブログ

/ 2018/05/09

幼少期の熾月さんの面影を探して

二泊三日の高山旅行、今回のメインは二日目であると言っても過言ではなく。むしろ、この日のために私は高山へ来たんだなと改めて思った。

熾月さんを好きになってからというもの、出身地や本編の情報をかき集めたり照らし合わせたりしながら、この地の憑きもの筋について自分なりに調べたりしているうちに、上宝という場所までわかって。

それでもこの地を訪れるには、続編がこないとすごく行きづらくて。特典の方で「信じてくれないか」って言われた言葉を私がしつこいくらいに引きずっているわけで。(重すぎ女)

勝手に行くのはどうなんだろうとか、良い気はしないだろうなと思っていた。

しかしこの現実をみろ~!続編のぞの字も望めないこの現実をみろ~!売上枚数という現実と向き合え~!(虚ろな目)

さすがに何も言わずに行くのは気が引けたので、たまに出すお手紙に、いつか足を運んでみたいとそっと添えておきました。(傍から見たらそんな手紙を送るのはやはりイタイという自覚はあるけどもォ!自分の気持ちが落ち着かない)

最初は通り掛かるだけでもいいな、と思って富山から平湯までのバスに乗って、まったり上宝の風景を眺めていこうと考えていたんだけど、GW直前に時間を調べたら、乗る予定だったバスの時刻がなくなっていた。(白目)

これはレンタカーを借りて二日目に行くしかないんだろうな…と思い、ピッカピカの基本ペーパーなゴールド免許を片手に(実家に帰ったときにしか運転しない)、レンタカーを借りて熾月さんの幼少期の面影を探しに旧上宝村まで向かうのだった。

もうすぐ三年は経つので許してくださいね。

そしてたどり着いた上宝村。今は高山市に編入して町になっているけど。

はじめはここまでこれたことの達成感が強かった。長時間の運転だし、はじめて峠というものを越えたし。

そして周りの風景を眺めて、この地に熾月さんは小さい頃住んでいたのか、と思ったりするうちになんだかじわじわとくるものがあり。

こういう山のあたりに住んでいたのか、

それとも、上宝の町の中に住んでいたのか。それはわからないけど、でもこの地にいたということには違いないんだよな、と思うと胸が苦しすぎて、ホテルに戻ったあと、熾月さん(という枕)にしがみついてわんわん泣いていた。自分でもどうしたってくらい泣いていた。

大の大人が本当どうしたんだよって感じだし、そして自分でも何でそんなに泣いてしまうのかはわからなかった。けど、この土地にきたら気持ちが抑えられなくなったらしい。(今これを書いているうちにも涙がじんわり溢れそうなんだけど堪えます)

他の誰かにとってはキャラクター止まりでも、ここまで人の気持ちを突き動かすわけだから、ある意味で一人の人間として存在しているよなと思う。

熾月さんに限らず、同じように一人の人間として見ている人はツイッターなどを通して見たらたくさんいるし。実際にその人のことで笑ったり涙も出るし、それは紛れもない現実での出来事だし。2次元でも侮れないなと思う。侮れねえ…(噛みしめる)

このしづぴがすんごい哀愁を漂わせている。何を思っているのだろうか。

「三日月の下逢ひませう」の歌詞を借りるとしたら、「ねえ その後ろ背に 何を背負うと言うの」でしょうか。そうね……

この歌詞、私からみた熾月さんの姿だなと思うのがちょくちょく出てくるからつらいー!(お前のじゃない)

熾月さんはこの場所で、母親が働きにでかけている間はひとりで遊ぶことが多かったという。

最近はそこまでないとしても、じいちゃんばあちゃん世代は結構頭が硬いと言うか(自分の地元も田舎だし風習とかにも根強いので、あの地域の人はどうだとかいう話を小学生のころにされたけど、正直何がだめなのかわからなかったので普通に遊んでいたけど)だから友達とも遊ぶのは難しかったんじゃないだろうか。

一人で遊んでいるしづきくんの姿がここにあったんだろうと思うと、やはり胸が苦しいですね!

町の風景はすごくのどかで綺麗だけど、こんなに広い土地で一人で遊んでいただなんて寂しすぎるじゃないか。私も一緒に遊ぶから仲間に入れてくれ。一緒にブランコも漕ぐしかくれんぼだってするしドッジボールもするぞ!

熾月さんにとってはいい思い出ばかりではないけど、なんというか、いい思い出を作りたいなという気持ちがあった。

本編の軸ではこのあとすぐに村を出ているから、住んでいた月日はそこまで長いものではないんだけど、でもやっぱりこの地が熾月さんの全てのはじまりなんだろうなと思うわけで。

こいのぼりもあげてもらえなかったのかもしれないし一緒に撮ってあげようね(;;)(;;)(;;)

「恥ずかしいからやめろ。しかもあがってないぞ」

お箸を買ったのは本当に偶然見つけて、名前を入れてもらえるのもその時知ったんだけど、この土地に住む方に「熾月さんてカッコイイ名前ね!」と言われたことが嬉しかったなと、今じわじわ来ている。

創作ですよ!創作の中の話なんだけど!作中で受け入れてもらえなかった親子が、ようやくこの地に受け入れてもらえたんだなと思ってちょっともう涙止めてーーーーーーー無理ーーーーーーーー

ありがとうおばちゃん………。なんだかすごい救われました。画数多くてホントにすみませんね……

自分以外の人がこの地で彼自身を認識するだなんて、知る人じゃないとまずできないことなので、その何気ない言葉がすごくきた。

今回の旅行を通して上宝町まで行って、最初の予定からは結構変わってしまったけど、この地にしっかりと足を踏み入れろということだったんだろうなと思いました。

私が免許を取ったのも実はこの時のためなのでゎ(違う)

今回のことを踏まえて熾月さんの話を聞くと、また印象が変わるんだよな……

史実もそうだけど、文字や教科書の情報だけじゃイマイチ実感がわかないというか。少し離れた視点で出来事を捉えたりするけど、その地に足を踏み入れて、はじめて実際にあったことなんだなというリアルを感じられたので、今回はいい旅になったと思います。

大げさだけど、熾月さんの全部を知ったな……。ってのと、今回の旅で自分の中で「あ、これは続編ルートだ」とふと思ったので物語が完結した気がする。組紐もその日の日程に組み込まれていたし。

また私を連れてきてください。

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