グッズを送る際の封筒の書き方、郵送・発送方法まとめ
郵送・発送のやり方について結構長くなってきたのでこちらにまとめてみました。
発送時の追跡・補償、また封筒への注意書きについてもこちらに記載しているのでご参考までに。
(掲載許可を頂いたので、実際に郵便局で働いているフォロワーさんの声も載せてます)
グッズの梱包の仕方はこちら
封筒に関する注意
封筒の書き方
ざっくりとした書き方はこんな感じです。(upanda.lifeという透かし文字は無視してください)
マンションやアパートの場合はそこまできっちり書きます。きっちり書いておかないと、同じ番地に他のマンションやアパートが建っている場合もあるので、配達員の方もどの建物だ?となってしまい誤配送などが起きやすいです。
リターンアドレス(裏面の差出人住所)はあて先が不明だった場合に返送されるので、こちらも必須です。
郵便番号が正確なら、都道府県は省略しても問題ありません。
住所の記載省略については郵便局のHPをどうぞ。
サンプルは縦封筒なので縦書きですが、横書きでも届きます。
横書きで書く場合、左上に切手が貼られるので、左上のスペースは開けておいてください。
追記@お恥ずかしながら、切手の貼る位置は縦書き・横書きで異なりましたので下記の引用の通り訂正させていただきます。
-画像出典:日本郵便『切手のマナー』
確かにレターセットだと切手の貼る位置は右上でしたね…。横書きの場合はこちらを参考にどうぞ。
また、極端に読めない字で封筒を持ってくる方もいるようなので、誤配送など起こらないように文字はなるべく分かりやすく書くことも大切ですね…(私も字は下手だが…)
※郵便局留めの書き方はこちらをどうぞ。
郵便番号を書く欄がない場合は「〒」を書かない
例として上の封筒を確認すると、この封筒には右上に赤い枠で囲まれた郵便番号を書く欄があります。
この時はそのまま書いてOKです。
対して、こちらの封筒は何もマークがありませんが、よく「〒」を書いて番号を書く方も多いのですが、機械が読み込めなくなるそうなので番号のみで大丈夫だそうです。
また、ハンコなどで郵便番号の枠を作る方もいますが、そちらも機械が読み込めないそうなので控えたほうがよいでしょう。(というのをツイッターの注意喚起でみました)
このタイプの封筒だと横で書く人が多いのですが(私もです)、封筒の右上に切手を貼るので文字を寄せて書いてしまうと結構窮屈になるのでご注意ください。
Xやツイッターでの名前やメルカリでの名前は封筒には書かない
封筒に書いてあるとパッとみてわかりやすいですが、嫌がる方も多いので封筒には書かずに中のメモ用紙などに「この度は(交換していただき)ありがとうございました」という言葉と一緒に、ツイッター名などを添えています。
凝っているメッセージカードは好きな方は好きですが、処分に困るという声も聞くので、私は付箋を利用しています。
最近はセリアでthank youシールなども売っているので、OPP袋にそちらを貼ってSNSの名前を書いています。
名前がないと件数が多い場合、誰がいつ送ってきたのかがわからなくなってしまうので。(封筒に連絡先はありますが、中身確認で取り出す場合、複数人が揃って推しを送るわけなので混乱する)
「折り曲げ厳禁」や「加圧厳禁」といった注意書きは必要なの?
よくツイッターでも話題にあがる「折り曲げ厳禁」や「加圧厳禁」といった注意書きですが、書いたところでほぼ無意味とのことです。
現場の声を聞くと、
とのこと。
書いてほしい!という記載があったら書いていますが、私はほとんど書いていません。
普通郵便でも追跡・補償を別途つけることはできるので、不安な方はそちらを利用しましょう!(詳しくは『特定記録・簡易書留』の項目へ)
もしも紛失などがあった際は、郵便局で調査はしてくれるようです。(詳しくは『郵便物の調査について』の項目へ)
封筒の頭を閉じる時はマスキングテープやセロハンテープは使わない
マスキングテープで止める方もいますが、粘着力があまりないので避けたほうがよいと思います。(缶バッジの梱包などでは構いません)
また、セロハンテープの方がいい!という方もいますが、私が受け取り側の時に剥がれていたことがあったので(かなり厳重に巻いてあったんですが)、ガムテープか両面テープを使ったほうがよいと思います。(テープ付きの封筒と同じ形で貼ります)
ただ、中には封筒をシュレッダーに掛けて処分するという方もいるので、そういった場合ガムテープやセロハンテープだとうまく機械に掛けられないため、ノリなどがいいかもしれません。(私は基本ノリを使っています)
領収書は念の為に残しておく
郵便窓口から出す場合、領収書を出されるので、そちらは届くまで手元に残しておくか、発送した証拠としてDMで写真を送るのがよいかと思います。
封筒は妥協しないで欲しい…
ちなみに私はよくネット通販を利用するんですが、オタクの梱包の方が企業よりめちゃくちゃ丁寧でキレイだなと思います。(定形外だとぷちぷちなしで封筒に入れられることもある)
ただ、一度だけお菓子の箱で送られてきたことがあるんですが、実際に受け取るとやはりビビりますね…。正直郵便受けにゴミを捨てられたのかと思ってしまいました…。
お金がかかっても絶対に封筒の方がいいです。最近は注意喚起・拡散なども頻繁に見かけるので、最低限、郵送マナーに気をつけて!
番外編「グッズ代(お金)を封筒で送るように」と言われた場合
現金書留で送る分には問題はないですが、普通郵便で送って欲しい(厚紙固定など)といわれた場合、郵便法違反なので断りましょう
この問題に関して、参考になるサイトがあったので引用させていただきます。
郵便法第17条によると、「現金…を郵便物として差し出すときは、書留の郵便物としなければならない。」と定めており、現金を普通郵便で送付することを禁じています。17条違反については直接の罰則はありません。
ただし、本来は書留で送らなければいけないものなので、これを繰り返すと郵便料金を免れようとしたと評価され、「不法に郵便に関する料金を免れ、又は他人にこれを免れさせた者は、30万円以下の罰金に処する。」と定める郵便法84条1項に抵触する可能性はあります。
出典:Legalus『普通郵便で現金を送ると罰則があるのでしょうか? 』より
ご自身のためにも、この問題はきっちり対応・お断りを入れたほうがよいかと思います。
スポンサーリンク普通郵便や書留の種類、送料(郵送料)について
普通郵便(定形郵便・定形外郵便)
郵便局の方では「普通郵便でお願いします」と言ってだせば、職員の方が定形か定形外かを測ってくれます。
使う封筒にもよりますが、紙類系の場合は基本定型郵便、缶バッジやアクキーなどは定形“外”郵便(規格内)になることが多いです。
サイズに関してはこちらのツイートを引用させていただきますのでご確認ください。
ポストから出したい場合
私は基本郵便窓口で出しているのですが、近場に郵便局がない…という場合は、自宅で重量を測ってその送料分の切手を封筒に貼ってポストから出します。
ポスト投函の場合、封筒のサイズや重量で送料が変わるので、サイズなどはしっかりチェックしてください。(送料分の切手が貼ってあれば問題ないので、封筒には定形・定形外といったことは書かなくて大丈夫です)
また、窓口を利用する場合でも、事前にお相手に送料を伝える機会もあると思うので、目安としてあると便利です。
ただし、普通郵便は保証や追跡サービスがついていないので、その点だけご注意ください。(通常の方法に追跡・補償などのサービスを付けたい場合は『特定記録・簡易書留』の項目へ)
もしクレカやプリンターが使えるようでしたら、ポスト投函できるクリックポストが一律185円(追跡付き)となっているので、こちらも便利です。(サイズは要チェック)
窓口で出す場合の注意
窓口では定形外と伝えればいいのかなと思っていたのですが、
そう伝えればいいのか~となりました。(しかし『定形外で』と伝える方は多いそうだ。)
また、定形・定形外について、ちょっとややこしいのでご説明。
定形郵便物
定形郵便は、書類や紙類・コースターなど、厚みがないものを出す時はだいたい定形郵便になります。(※封筒のサイズや厚みにもよるので上のツイート参照)
送料は高くても82円で送れるのですが、こちらは機械を通すそうで、缶バッジやアクキーなどをこちらで出した場合にもしかしたら凹んでしまう可能性もあるので、利用していません。
機械に通すというのも、手で触って機械にはかけないというパターンもあるらしいのですが、固形物の場合は避けたほうが無難かなと思います。(ぷちぷちの厚みで私はだいたい定形外になるので、巻いている数にもよると思います)
紙類系のものだったらこちらの郵送方法で特に問題はないと思います。
もし「普通郵便で」とお願いし、中身が缶バッジやアクキーで、「定形郵便ですね」と言われた場合、「差額は支払うので定形外で」とお願いすることになるかと思います。
サイズ:厚み1cm、幅23.5cm × 12cm、25g以内 82円、50g以内 92円
-郵便局『定形郵便物・定形外郵便物の料金』より
定形外郵便物
こちらは缶バッジやアクキーなどの固形物を発送する際に、こちらの発送方法で仕分けられることが多いです。
料金はサイズ・重量でみられていますが、厚みや封筒の大きさなどで規格内・規格外が決まっていきますのでご確認ください。
規格内は、長辺34cm以内、短辺25cm以内、厚さ3cm以内および重量1kg以内とします。
-郵便局『定形郵便物・定形外郵便物の料金』より
缶バッジやアクキーが1~2点くらいの場合は基本120円で送れます。4点とかだと140円。(巻いたぷちぷちや缶バッジなどの総重量や封筒のサイズにもよるので計った方が無難。3点で120円の時と140円の時があったりしたので…)
特定記録や簡易書留
普通郵便だけだと補償がつかないので、もし高価なもの(チケット)や追跡だけつけたい!という場合には、「特定記録(追跡のみ)」か「簡易書留(追跡と補償付き)」をつけます。
特定記録(とくていきろく)
普通郵便だけだと追跡サービスがついていませんが、不安な場合は特定記録(別途160円)を付けて荷物の追跡ができます。
特定記録はポスト投函となります。補償はありません。
簡易書留(かんいかきとめ)
追跡と補償(上限5万円)を付けたい場合は簡易書留(別途310円)を付けます。
こちらはポスト投函ではなく、ハンコをいただく手渡しとなります。
チケットの郵送はこちらの簡易書留で出した方が安心でしょう。
5万以上の場合は一般書留(430円/上限10万円まで)もあります。
※今回はグッズやチケット関係でご説明しているので、現金書留(現金を直接送れるもの)は省いています。
郵便局での伝え方
前まで専用の紙に記載していたのですが、今は紙には書かずに窓口で封筒の住所を読み取っただけで大丈夫だったので、そのことをフォロワーさんに聞いてみました。
用紙に書く場合も、ご依頼主の欄に自分の住所と名前、お届け先の欄に相手の住所と名前を書くだけなので、そう難しいことはありません。
クリックポスト(一律185円)
自宅にパソコンとネット環境、そしてコピー(印刷)が可能なら、ネット上で決済をしてラベルを封筒に貼ったあと、ポスト投函ができるクリックポストがあります。
長さ14cm~34cm、幅9cm~25cm、厚さ3cm以内、重量1kg以内
-郵便局『クリックポスト』より
※Yahoo!ウォレットで決済となります。
スマートレター・レターパック
缶バッジやアクキーを送る数が多かったり、CDを複数枚送る場合は、スマートレター(180円)やレターパックライト(360円)の方が安くなる場合もあるのでそちらを検討するのもいいと思います。
ちなみにどれも補償はつかないのでご注意ください。
スマートレター(180円)
厚さ2cm以内、A5サイズ以内、重量1kg以内のものが入ります。封筒の周りの色が水色です。(レターパックライトは青なので見分け方に注意)
スマートレターは追跡サービスがありません。
レターパックプラス(520円)
A4サイズ以内、重量4kg以内、厚さに制限はありません。封筒の色は赤です。
レターパックプラスは追跡サービスがついています。
レターパックライト(370円)
厚さ3cm、A4サイズ以内、重量4kg以内のものが入ります。封筒の色は青です。(スマートレターも青い(水色)ので見分け方に注意)
レターパックライトは追跡サービスがついています。
※スマートレターやレターパックは補償サービスが付いていないので、高額のグッズやチケットの発送などは不向きです。補償がついている簡易書留がおすすめです。
スポンサーリンク送料は売り手と買い手、どちらが負担するの?交換する際の送料は?
送料は、SNSやフリマアプリでも、譲渡の場合は基本的に買い手(譲ってもらう側)が負担します。
よって、グッズ代金+送料の合計が振込金額となります。(フリマアプリの場合、送料込みのお値段のところが多いです)
送料は個数や品物にもよりますが、一般的に広く使われている定形外発送で安くて120円~です。定形郵便との違いはこちらの項目に書いているのでご覧ください。
まれに、かなりの数を引き取ってくれる場合は、売り手(譲る方)が負担してくれる場合もあります。(5個以上や10個以上など)
交換の場合の送料負担
交換の際は、お互いに自分が発送する分を負担しています。(相互負担)
同じ定形外発送でも、封筒のサイズや厚みの違いはあるので、数十円ほどの差額は出る場合はありますが、差額は請求しないというのが暗黙のルールだったりします。
まれに「こっちは定形外で送ったのに定形郵便で送られた!」というトラブルはあるので、定形外で送ってほしい場合は先にそう伝えておくとよいです。
スポンサーリンク郵便局留めでお願いしたい・お願いされた
郵便局留めの場合は宛先には郵便局の名前を記載します。
ちなみに公式HPでは下記のような書き方をしているのですが、
-画像出典:日本郵便『郵便局留・郵便私書箱』
局留めを利用されている方のお話を聞くと、こちらの書き方だと自宅に届いてしまうことが多いようです。
(他にも同じような方がいらっしゃるようでした。「何も言われたことないけど!?」という方は多分お相手が黙っているんだと思います…。些細なことでトラブルに発展しやすい世の中なので…)
なぜそのようなことが起きるのかは、局留めの傍に住所が書かれているとそちらを見てしまうからかなと思いました。配達する方も人間ですし…。
上の書き方だと郵便局の住所が書かれていないので、そういうのもあって配達する方も受取人の住所を見てしまうんだと思います。(これに関しては現場の声を反映させて書き方を改善した方がいいと思う…)
上の画像では受取人の住所は小さめに書いてあるんですが、これが郵便局留めなどと同じ文字サイズで書かれるとそういった誤配送は起きやすくなるので、そういった点に注意して書いていきます。
今回、局留めを利用されている方や郵便局勤めのフォロワーさんにお話を伺ったので、もし局留めを利用される場合は下記の書き方を参考にどうぞ。(スクショしていただいても構いません)
お相手の住所は郵便局で受け取る際、本人確認があるようなので必要です。免許証偽装とか実際あるようなので、この辺はきっちりしておいた方がよいかと思います。
お名前はニックネーム(ツイッターネームなど)だと、郵便局によっては拒否されることもあるので本名が好ましいです。
局留めの書き方に問題がないか不安な場合、お相手に確認していただいてもよいと思います。慣れていない方の方が多いと思うので…。
また、裏面にはリターンアドレス(送る側の住所)もしっかり書いておきましょう。(こちらの住所を書いていない場合、返送された時が困るので局留めでない場合でもきっちりと!)
郵便物の調査(紛失・未着)
もし、郵便が届かなかったり紛失した場合は調査を依頼することは可能だそうです。
出品者側でそういったことはないのですが、受け取り側で1週間経っても荷物が届かないことがあり、出品者の方が調査をお願いしてくださり、郵便局から連絡が来たりしました。(その調査の間に届いたのですが…)
インターネットか、最寄りの郵便局で調査の依頼が可能だそうです。
普通郵便だけだと保証・追跡は付いていないので、チケットの譲渡・交換などは、普通郵便に簡易書留のサービスをつけることをオススメします。
これからSNSでお取引をする方向け
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